847-0012 唐津市大名小路1番54号

 

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コロナ時代の新しい働き方を

推進しよう!

 

 

第13代会頭  宮 島 清 一

 

 新年明けましておめでとうございます。2020年から今年にかけては感染症大流行(パンデミック)の年として歴史に記録されるでしょう。100年間起きていなかったことが起き、世界はその対策に追われています。人と物の移動が抑えられ、人々が集う機会が激減したことで、多くの産業が打撃を受けました。教育にも深刻な影響が出ました。誰にとっても初めての事態ですので、様々な失敗や試行錯誤をするのは仕方ありません。昨年1年間で学んだ知見を活かし、今年は社会に落ち着きを取り戻したいものです。

 国庫による緊急避難的な支援は必要ですが、経済界としてはそれに依存するのでなく、自力での成長を生み出さねばなりません。外界からもたらされる困難はしばしば進歩の原動力となります。経済界では不況のたびに新しい生産管理手法、流通管理手法が編み出されてきた歴史があります。昨年は在宅でのリモート授業、会議、商談等が多く行われました。働き方が多様化することで参加できる人が増えた、移動の時間が無くなり仕事がはかどったなどの声が寄せられています。対面営業が難しい中でネット販売のスキルを磨き、売上を伸ばした企業もあります。流通の規模が求められる分野では「大都会が有利、人口の少ない地方は不利」とされてきましたが、そうしたハンディキャップがネット上には存在しないのです。

 製造業、建設、運輸、医療、福祉などの事業には、リモートでは作業できない「現場」があります。こうした業態においては、従業員、家族、お客様の安全を守るために感染対策をしっかり行うことが企業の競争力になります。業種業態に応じて創意工夫をこらし、新しい仕事の仕方を生み出しましょう。

 海外旅行やインバウンド関連には厳しい環境ですが、近場で非日常を体験できるマイクロツーリズムは今年の注目分野のひとつです。医療福祉、公衆衛生、在宅での娯楽や健康づくり、子どもの学習支援などの事業にもビジネスチャンスが生まれています。学問、芸術、手工芸、発明発見の分野に従事する人にとって、一人の時間が確保しやすい現在は絶好の恵まれた時代です。「コロナ危機の中で画期的な仕事がなされた」と後年評価される、大きな仕事に取り組みましょう。

 昨年、唐津商工会議所の創業塾には32名の方が参加され、延べ23件の創業相談がありました。実際に創業に漕ぎつけられたのは5人(男性3人、女性2人)で、業種で見ると獣医さんの開業が1件、小売店と飲食店が各々2店舗でした。困難な経済状況をものともせず前に進んでおられるこれらの方々を、商工会議所は応援してまいります。

   

  

2021年(令和3年)1月